お、おおかみ!!!???
-狐、飼いました-
にんげんにつれてこられたところにはおおかみがいました。
「あ、ポチ。お出迎え?」
『ポチじゃねぇえぇぇええ!!!』
おおかみはさけんでいるけど、にんげんにはことばがつうじないからにんげんはにこにことわらっている。
「よしよし」
『触んな!』
よくみたらこのおおかみ、め、けがしてる・・・
『ん?なんだ?このうまそうな匂い』
き、きづかれた!
おれはわたわたとにんげんのうでのなかであせる。
そのようすをみていたにんげんはおおかみのあたまにげんこつをおとした。
「何この子にガン飛ばしてんのポチ」
『いってぇ!だからポチって言うなぁあぁあああ!!』
ぎろり。
にらまれる。からだじゅうのけがぞわぁっとさかだつ。
「またにらんで」
ふたたびおとされるげんこつ。
おおかみはおとなしくなった。このひとすごい。
そしておれたちは「いえ」にはいった。
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「よし。これで大丈夫かな」
きれいなぬのはもうすっかりあかにそまっていた。
ぬののかわりにしろい「ほーたい」がまかれた。
おれのあしのけがのしょりをしたあと、にんげんはおれがきずつけたうでのしょりをはじめた。
「怪我が治るまで、僕の家にいてね」
その後は、もう自由だからっといいながらおれのあしにまかれたのとおなじしろい「ほーたい」をうでにまく。
「あ、そうそう。僕はマルス。で、あの犬が・・・」
おおかみを「いぬ」とよぶにんげん―マルスさん。
おおかみはそとのけしきがみえるとうめいないたのまえでまるまっている。
・・・・・ふきげんMAXオーラをだしながら。
『だから犬言うな!』
「新しい仲間が出来て嬉しいみたいだね。あ、あの犬がポチだよ」
『ポチじゃねぇぇえええぇぇえええ!!!!』
「あーそうそう、君の名前を決めなきゃね〜」
おおかみがうしろでさけんでいる、いみをりかいしないマルスさん。
マルスさんはおれのからだをだいじそうにもち、かおのまえにもってきた。
「うーん。君は犬じゃないよねー」
そうです。いぬじゃないです。
「ってか・・・狐?」
あたり。
『おい、狐。気をつけろ。そいつ・・・とんでもねぇ名前付けるぞ』
おおかみがあわれんだめでおれをみる。
こんないいひとがそんなこと・・・
「狐か〜・・・そういえば、『あ〜かいきつねとみどりのたぬき♪』っていう歌あったよね」
どんなうた!?
い、いやなよかんが・・・・
「じゃあ、 君は 『うどん』 で」
出逢ったヒトは変わったヒト
(うどんんんんんんんんんん!!!??????)
(だから言っただろうが)
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